鬼滅の刃の炭治郎が使用している『日輪刀』と呼ばれる刀の色は黒色です。
この炭治郎の刀の色について「黒い刀になった理由は何か」と話題になっていました。
刀の色は呼吸の適性によって色が変わるということですが、「黒はあまり出世しない色」とも言われているようなんです。
炭治郎の刀はなぜ黒になったんでしょうか。
その理由が何なのか気になりますね!
そこで今回は、鬼滅の刃炭治郎の刀の色が黒い理由について考察してみたいと思います。
目次(Contents)
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炭治郎の日輪刀が黒い理由は?
【鬼滅の刃】日輪刀が黒くなる理由は日の呼吸の素質があるということだったんだろうか? https://t.co/GIHpRbhCBT pic.twitter.com/ETt55pgHbo
— じねんじょ@鬼滅の刃 (@jinenjyo_kimetu) December 13, 2020
ではまず、炭治郎の日輪刀が黒い理由を考察してみましょう。
そもそも日輪刀の『色変わり』ってどんな基準があるのでしょうか。
日輪刀の色変わりの基準
鬼滅の刃:呼吸の相関図
ヒノカミ神楽を中心に広がっていることがよく分かります。煉獄さんの説明よりさらにわかりやすいですね。https://t.co/4NF5Dy6ISO pic.twitter.com/X1rcBNlPda
— 吉澤準特|ロジカルシンキング&図解 (@juntoku_y) December 8, 2020
日輪刀は『色変わりの刀』と呼ばれています。
呼吸を習得、またはある程度の剣術を獲得した剣士が握ると色が変わるようです。
この色変わりの色は適性のある呼吸を見極める目安にもなっていました。
呼吸には『基本の呼吸』とそこから『派生した呼吸』があり、全ての呼吸は『日の呼吸』から始まったと言われています。
【基本の呼吸一覧】
- 日の呼吸…黒色
- 炎の呼吸…赤色
- 水の呼吸…青色
- 雷の呼吸…黄色
- 岩の呼吸…灰色
- 風の呼吸…緑色
【派生した呼吸一覧】
- 恋の呼吸…桜色
- 蛇の呼吸…紫色
- 花の呼吸…桃色
- 蟲の呼吸…青色または灰色
- 音の呼吸…橙色
- 霞の呼吸…白色
- 獣の呼吸…藍鼠色
日輪刀の黒色は『日の呼吸』の適性があるということになりますね。
炭治郎は水の呼吸を学んでいましたが、日輪刀の色は黒い刀身となりました。
この時点で実は、炭治郎の呼吸の特性は水の呼吸でなく、『日の呼吸』であった可能性があったわけです。
しかし、黒色に変化した時、育手の鱗滝さんも、刀を作った鋼鐵塚さんも黒色の適性の事はよくわからないと言っています。
過去に黒色になった剣士はいなかったのでしょうか。
日輪刀が黒く変化した例はあるのか
過去に日輪刀が黒色に変化した剣士はいたようです。
しかし、黒色になった剣士の数が少ないためデータ不足で、どの呼吸を極めればよいかわからないんだそうです。
そのため、炭治郎の刀が黒色になった時、誰も詳細がわからない状況だったんですね。
鱗滝さんは元水柱だったのですが、そんな鱗滝さんも『黒い日論刀』と『日の呼吸』の関係を知りませんでした。
鬼殺隊と関係のない炭焼きの家の息子である炭治郎が、『日の呼吸』の適性を持っていた理由は何だったのでしょうか。
まず、『日の呼吸』と炭治郎の関係から考えていきましょう。
日の呼吸と炭治郎の関係って何?
縁壱と炭吉(この中身は炭治郎)と…誰だろ…炭治郎のおばあちゃん…かな…?
ああああああ気になる気になる!!
誰だよそこの可愛い奴!!!
誰だっ!!
禰豆子ちゃんと同じやつ付けて!
名前を出せ名前を!!
…可愛いなぁ!!!() pic.twitter.com/imONskBdwi— めはいな (@mehaina_) December 16, 2019
そもそも、『日の呼吸』を使っていた剣士は400年以上前の戦国時代までさかのぼります。
その剣士は『継国縁壱(つぎくによりいち)』と言って、元鬼殺隊の剣士でした。
その縁壱と炭治郎にいったいどんな関係があるのでしょうか。
縁壱と竈門家の関係
#鬼滅の刃
今週の最後の「匂いのない世界」、痣がないのでおそらく炭吉の記憶の追体験なんだと思います
縁壱さんからのヒノカミ神楽の継承シーンをやるんだろうけど、十三番目の型はおそらく元々伝えられてなかったと予想してます
どうなるかな? pic.twitter.com/fUCXj26er1— んぺ (@npeofnpe) December 2, 2019
縁壱と炭治郎は時代が違うため関係を持ちようがないのですが、実は炭治郎の祖先である『炭吉』と縁壱が関係していました。
鬼に襲われていた炭吉と妻のすやこを助けたのが縁壱だったのです。
当時すやこは臨月で縁壱に助けられなければ、子供も助かりませんでした。
その縁で炭吉夫婦は縁壱を“命の恩人”として感謝し、しばらく竈門家に滞在するなど交流があったようです。
2年後に再会した際に、縁壱が使っていた剣技がとても綺麗だったため、すやこは「剣技を見たいと」縁壱に頼んだことがあります。
子供も大変喜び、その技の型すべてを炭吉は目で見て覚えていたようです。
縁壱にはこの技の跡継ぎがいないことを知り、「お礼として後世に語り継ぐ」と炭吉は約束をしたのでした。
別れ際に縁壱は『耳飾り』を炭吉に渡しており、この耳飾りは現在炭治郎がしている耳飾りとなります。
この『耳飾り』と『日の呼吸の型』を、竈門家で繋いでいく“決まり事”がこの時から始まったのでした。
日の呼吸とヒノカミ神楽の違い
炭治郎の額の火傷って六田を庇ってできたってあるけど
漫画見る限り炭十郎さんのヒノカミ神楽を見てる時の炭治郎は既に痣がある…
???
六田もう生まれてたの?
アニメとか見ても禰豆子と炭治郎が相当幼いし、六田生まれてなくない???(´・Ω・`) pic.twitter.com/vSkk6JedwP— とろろ 🔥🎴強化週間 (@RLJZhRPF6PZ8yxP) November 29, 2020
『日の呼吸の型』は途中から『ヒノカミ神楽』という名前に変わり伝承されていきます。
この2つは何か違いはあるのでしょうか。
『日の呼吸の型』はとても綺麗だったようで、それを見ていた炭吉は縁壱が“精霊”に見えたほどのようです。
そのため、日の呼吸の型は“剣技”としてでなく、現在のヒノカミ神楽という“舞”となって炭治郎まで受け継がれていったんですね。
このヒノカミ神楽と日の呼吸の型は同じ『十二の型で構成』されていました。
炭治郎が生死の境目で見た夢で、祖先の炭吉が見ていた縁壱の型を見る機会があります。
その際見た型と、受け継がれてきた神楽は「かなり正確に伝わってきている」と炭治郎は言っていました。
“剣技”として行うか、神楽として“舞う”かの違いだけでほぼ同じものだったのでしょうね。
炭治郎の日輪刀が黒い色になったのは神楽のおかげ?
日没後から夜明けまでヒノカミ神楽を舞い続られ生まれつき痣も出ていて透き通る世界も見える父、炭十郎の実力は最強クラス#鬼滅の刃 pic.twitter.com/PHCttzzMPZ
— ネムっち (@nem_anime) February 3, 2020
ここまで見てみると、『日の呼吸』の使い手だった縁壱と炭治郎は血のつながりも全くなく、血でいえば“赤の他人”ということですよね。
それなのにどうして炭治郎の刀が日の呼吸の適性である黒色となったのでしょうか。
これは『ヒノカミ神楽』が大きく関係していると考えられます。
ヒノカミ神楽は火仕事をする竈門家が“ヒノカミ様”へ奉納する、という意味に変わり代々受け継がれていました。
この神楽は、元旦の夜から朝まで何万回も繰り返し舞い続けるもので、そんな真冬に朝まで舞い続けるというのは通常の状況ではできませんよね。
これは「朝まで踊るためには特別な呼吸のしかたがある」と言っていた父親の言葉から考えると、自然と『呼吸』を使って“身体強化”をし舞を踊ってきた家系と考えられるんです。
そのため、竈門家の血筋がヒノカミ神楽を伝承し続けるうちに、『日の呼吸に適性がある体へ変化していった』のではないかと考えました。
炭治郎自体、ヒノカミ神楽を朝まで踊るのはきつかったようなので、『呼吸』の習得は修行時代まで獲得できていなかったが、『日の呼吸の適性はあった』のではないでしょうか。
そうなると炭治郎の刀が黒色へ変化したというのも納得ができます。
先祖からの想いの繋がりが、序盤の黒刀変化に繋がっていくのかと思うとすごい面白いですよね。
次に、この日輪刀が黒色になった時に言われている「出世できない色である」ことについても考えてみましょう。
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黒い日輪刀は出世できないのはなぜ?
黒い日輪刀は出世できないと言われてますのでお気をつけください pic.twitter.com/vaHOZQyU2G
— ぎーやん (@gi_yana0403) March 1, 2021
もともと黒い刀身になった剣士が少なく、詳細がわからないと言われていましたよね。
しかし、「出世できない」というのはどういう理由だったんでしょうか。
黒に変化しても日の呼吸を教える人がいなかった
【悲報】 鬼殺隊最強の剣士 継国縁壱さん、無惨を仕留め損ねて鬼殺隊を追放されていた… https://t.co/8wrSNIJmY5 pic.twitter.com/ETvfcYoTtC
— にじログ (@nijilogu) December 17, 2019
『日の呼吸』は実は『縁壱しか使えない呼吸』だったようです。
この呼吸を使える縁壱が鬼殺隊を辞めたため、それ以降教える人が誰もいなかったと考えられます。
そうなると、400年以上の間に黒色へ変化した剣士が現れたとしても、適性が違う呼吸を使って戦うしかなかったわけです。
適性が合わなければ、
- 呼吸を使った技を使いこなせないので実力が出せないまま死んでしまう。
- 生き残っても強くなれないため柱になれない。
などの理由で「黒は出世できない色」というイメージがついてしまったのではと考えられます。
黒に変化した隊士は積極的に狙われていた可能性
剣士限定で殺してたから炭吉は生きてたんだね
多分、縁壱は日の呼吸を殺しの技術の為だけに使いたくなかったんじゃないかな
ヒノカミ神楽は鬼から隠れて日の呼吸を継承し続けたってだけじゃなくて、そういう想いもあったと思う pic.twitter.com/rkVepHiZCg— 月山 (@Tsukiyamma) October 15, 2019
実は、無惨と上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)は『日の呼吸』に関連した人物を徹底的に殺害して回っていました。
竈門家の襲撃もこれに関連しているため無惨が直々に出向いたわですね。
戦闘できない炭焼きの家まで襲うくらいですから、『日の呼吸』は徹底して排除しないといけないくらい、無惨にとって“脅威”だったということになります。
そうなると、縁壱の日輪刀が黒色であることを知っていたとすれば、黒色へ変化した剣士は関連者として早々に襲われていた可能性も考えられますよね。
無惨にとって、その剣士が強くなり、何らかの方法で『日の呼吸』を知り使いだす、なんてことは最もあってはならないことです。
弱いうちに無惨達に殺害されてしまい、黒色に変化した剣士は早死していることになるので「黒色の剣士は出世できないくらい弱い」となっていったとも考えられます。
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まとめ
炭治郎の
ヒノカミ神楽 円舞
スクショしまくったわぁーd(≧▽≦*d)”
何回見てもかっこいい✨ pic.twitter.com/2YFeo7I4zH— 雫 (@yami10471203) August 14, 2019
さて今回は、鬼滅の刃炭治郎の刀の色が黒い理由について考察してみました。
これについて考察した内容が以下になります。
- 『日の呼吸の型』は『ヒノカミ神楽』とほぼ同じ型であった。
- この『ヒノカミ神楽』を伝承し続けた竈門家の血筋は“自然と呼吸が使える”、もしくは“適性のある家系”となった。
- 炭治郎はまだ『ヒノカミ神楽』を朝まで踊り続けるには未熟だったので『呼吸』の習得は修行で獲得となったが、『日の呼吸の適性』があった。
炭治郎の先祖の炭吉夫婦が縁壱と出会ったことで、『日の呼吸の型』が途絶えることなく『ヒノカミ神楽』として伝承されていったのが、炭治郎の日輪刀が黒色へ変わることに大きく影響していると思います。
また、「黒は出世できない色」と言われていた理由についても以下の考察をしてみました。
- 日輪刀が黒色へ変化する場合『日の呼吸』の適性となるが、その『日の呼吸』を教えるものが誰もいなかった。
- 教えるものが誰もいなかった理由は、『日の呼吸』を使えたのが縁壱だけだったが、縁壱は途中鬼殺隊を辞めてしまったから。
- 黒い日輪刀を持った剣士は『日の呼吸』と関連があると見なされ、無惨や黒死牟に積極的に狙われて殺害された可能性がある。
日輪刀の色は呼吸の適性が見られる目安となっていますが、“黒い”というだけでこれだけ鬼と影響が深くなるのは大変面白いことですよね。
この縁壱と炭吉のエピソードの詳細がわかるのも、物語の終盤なので読み進めては初めてつながるというのも鬼滅の刃の面白さのひとつだと再度実感しました!
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